中国で2008年 北京オリンピック、2010年 上海万博が開催
中国ではオリンピック、万博博覧会と国際イベントが相次いで開催され、日本から大勢の観光客が中国を訪問することが予測されます。そこで中国では日本語が話せ、日本的な習慣・常識を持ち日本的なサービスができる人材の育成を求めています。
サービス業の就業体験は実用日本語の習得に有効
ホテル・旅館を訪れる客層は年齢・職業・社会的地位も幅広く、接客業務で使用する言葉は実用日本語の修得に役立ちます。また、サービス業はコミュニケーションが大事で、来客者は勿論、先輩・同僚と交わす会話が日本語の上達に繋がります。
学生にとって実践的な日本語が話せ、日本的なサービスを身に付け中国・韓国に進出している日本法人企業に就職することがステータスになっています。そこで日本における実務研修をすることに多くの希望者が集まります。
食事と宿泊施設は受入れ側の負担
日本では出生率の低下、高齢者の増加から2007年以降、若い層の人材が極端に不足してくることが予測されます。既にスキー場で働く人材の確保が難しくなっており、コストの高い派遣会社からの人員に頼っているのが現状です。
日本の高等学校・短大新卒者の離職率の高さ
ホテル・旅館側も若い人材の確保のため北海道・東北に人を派遣して新卒者の確保に力を注いでいますが、1年から2年程度で6〜7割の人が退職していくのが現状です。この人材確保のコストも莫大な金額がかかります。
中国人大学生は卒業後、社会的に主要な地位を確保
中国では海外生活を体験した人材は、社会の主要な部門に就きます。今後、日本のホテル・旅館が中国からのインバウンドを進める時に、インターンシップを体験した人との繋がりは大きな戦力となります。
今後、増加が予想される中国・台湾の観光客への対応
既に台湾からの観光客は増えていますが、今後、中国からも大幅な増加が予想されます。受入れ側のホテル・旅館としても中国語を話せ接客できる高度な人材を確保することは急務といえます。